ブランドオーナーの松岡達也です。
1970年代〜80年代前半、21世紀は遥か彼方の未来として想像され輝いて見えた。
当時、21世紀の未来都市の想像図として描かれた世界は夢溢れるワクワクするものだった。
少し前、1970年代〜1980年代前半で想像されていた21世紀の未来を感じさせる腕時計を見つけた。
とはいえ、今も、新品として、廉価で大量に売られているため、実際に発売されたのは昔ではなく、最近なのかもしれない。
もし、最近発売されたものだとしても『昭和から見た未来の世界でつける腕時計』としか思えないデザインなので、1970年代の人が考える21世紀世界の腕時計をコンセプトにして作られたものだろう
こちらがその時計↓
カシオ AE-1200WHD-1A
どうだろうか?
サッと撮影したので、決して綺麗な写真ではないが、あの当時を知る人なら『あの当時から見た未来感』だとすぐわかるだろう。
時計上部のWorld Timeの文字、時計に入る世界地図、ニューヨーク、ロンドン、パリ、ドバイ等の世界中の時がわかる機能、左上にある◯のデザイン、そして、実物のメカ感溢れるピカピカのシルバー、更には暗闇を照らす際のオレンジに光るライト機能、今、腕につけてると非常に時代遅れだし、それが目を引きカッコいい。
初めてこの時計を見たとき、あまりに懐かしいデザインに感動し、さらにはあまりにも廉価だったので、思わずまとめて購入し飾っておいた。
同じように感じてくれた人もいるようで、幾人かの知人がそれを見て売って欲しいという。
よくよく考えると、同じ時計をいくつも持っていても仕方がないので、その場でお譲りした。
今、私の周りでは同じ時計をしている人が結構いる。
誰もがスマホを持つ時代、時を知るという意味での腕時計は不要。腕時計は自己主張であり、ファッションでありセンスだ。
ダイヤ入り、プラチナ、ゴールドの腕時計よりキラリと自己主張するレトロ感溢れるCASIOがカッコよく見える。