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ブランドオーナーブログblog

飛行機に乗る事

2019年10月9日 | admin

ブランドオーナーの松岡達也です。

 

日々慌ただしく暮らしていると目の前の事に追われ、いつの間にか時間が過ぎ去っていく。年が明け、寒さが和らぎ、桜が咲き、太陽の季節となり、寒さに伴う樹木の彩りが目に留まり、サンタクロースがやって来て、第九がかかる。

 

日常を流れ作業のように過ごし、季節の変わり目にも鈍感となっている自分に我に返る時がある。

 

そんな時には空を見上げる。大きな空間に包まれている感覚がなんとも心地よく感じるものだ。

 

そんな時には、ゆったり流れるように大空をよぎる飛行機が羨ましくみえる。

 

飛行機に乗って出かけるのが好きだ。

 

それこそ、20代の頃はしょっちゅう飛行機に乗っていた。

 

もともと独りでいるのが嫌いじゃない自由気ままな性格、誰にも邪魔されない空港での『待ち』の時間やフライト直前のなぜか少し緊張する手荷物ゲートをくぐる感覚、離陸し空から地上を見る不思議な時間、その全てが好きだ。

 

昔、立花隆さんの本、後に名著といわれた『宇宙からの帰還』という本を読んだ事がある。

 

この本は著者である立花隆さんが、実際に宇宙に行った宇宙飛行士にインタビューしたものであり、宇宙に行くことにより神の存在をより強く感じた人に代表される『宇宙から地球を眺める』という稀有な経験をした人の内面による変化を語ってもらったものだ。

 

昔の事なので詳細は覚えていないが、その中で印象的だったのは多くの宇宙飛行士が『宇宙から見た地球の美しさ』について語っていた事だった。

 

漆黒の闇である宇宙空間にポツンと浮かぶ本当に美しく鮮やかな星、それが地球だという。

 

儚く、壊れそうな美しさを持つ国境のない地球の姿を宇宙空間から見た時、争う事のバカバカしさやこの星を守る事の大切や人類の業に気がつき内的変化が起き、スーパーエリートたる宇宙飛行士が何かに目覚め、帰還後の生活に大きな影響を及ぼす事が丁寧に記されている。

 

私が宇宙に行く事は生涯ないだろう。だから、宇宙に行く事による内的変化を感じる機会はない。

 

しかし、空から地上を見る事はできる。

 

その経験は、大きな内的変化を呼ぶものではないが、明らかに非日常であり、非日常の空間から物事を思考する事は複雑に絡まった現実世界における課題解決の糸口を見つける良き機会となる。

 

何かにつまづいた時、飛行機に乗って旅に出ることをおすすめしたいと思う。

 

 

 

 

 

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